• 炊飯器を購入した話〜文明には頼るべきだった〜

    炊飯器を購入した話〜文明には頼るべきだった〜

    我が家の炊飯問題

    我が家はずっと圧力鍋でご飯を炊いていた。

    炊飯器は使わない。

    圧力鍋派である。

    ところが最近、問題が発生した。

    こむぎと殿が成長したのである。

    食べる量が増えた。

    圧力鍋3合炊きでは足りなくなったのだ。

    もちろん大きな圧力鍋もある。

    一升炊きもある。

    しかしこれが微妙だった。

    重い。

    手入れが大変。

    さらに5合以上炊くと、なぜかうまく炊けない。

    熱の回り方なのか何なのか。

    理由はよく分からない。

    とにかく納得のいく炊き上がりにならないのである。

    一日二回炊けばいい問題

    一日二回炊けばいい。

    理論上はそうである。

    でも。

    私は仕事もしている。

    家事もしている。

    こむぎの世話もある。

    夕飯も作る。

    その上でさらに炊飯を二回。

    正直やりたくない。

    最近思うのである。

    無理なことは無理しない方がいい。

    若い頃は気合いで乗り切っていた。

    でも今は違う。

    背に腹は代えられないのである。

    炊飯器購入決定

    ということで炊飯器を買うことにした。

    少し前の私なら、

    「炊飯器なんていらない」

    と全力で言っていたと思う。

    でも今は違う。

    こむぎはお弁当持ちになった。

    家族全体のご飯消費量も増えた。

    現実を受け入れる時が来たのである。

    殿に相談した。

    すると。

    あっさりOKが出た。

    実は私はその前から調べまくっていた。

    許可が出る前から調べていた。

    許可が出たその日。

    私は電気屋へ向かった。

    準備の良い女である。

    まさかの最上位モデル

    私が狙っていたのは中くらいのモデルだった。

    気を使ったのである。

    ところが。

    殿が言った。

    「ご飯はおいしい方がいいから」

    そして。

    まさかの最上位モデル購入許可。

    あの殿である。

    普段なら比較検討が始まりそうな案件である。

    それなのに最上位モデル。

    私が一番驚いた。

    文明はすごかった

    結果。

    我が家には炊飯器がある。

    使ってみた。

    便利だった。

    本当に便利だった。

    スイッチを押すだけで炊ける。

    途中で火加減を見ない。

    圧力がどうこう考えない。

    コンロも塞がない。

    勝手に炊ける。

    当たり前のことなのだろう。

    でも私には画期的だった。

    さらに予約タイマー。

    これがすごい。

    夜セットする。

    朝起きる。

    ご飯が炊けている。

    何度考えても不思議である。

    もはやマジックである。

    肝心の味は

    では味はどうだったのか。

    最上位モデルである。

    期待する。

    かなり期待する。

    しかし。

    圧力鍋と大差なかった。

    本当に大差なかった。

    なんなら3千円くらいで買った圧力鍋と大差なかった。

    そこは少し驚いた。

    圧力鍋、優秀である。

    結論

    味だけなら圧力鍋でも十分。

    でも。

    手軽さは炊飯器の圧勝だった。

    予約できる。

    放置できる。

    コンロも空く。

    何より私が楽になる。

    最近は思う。

    頑張ればできることと、

    頑張らなくていいことは違う。

    文明には頼るべきである。

    そして今日も私は。

    炊飯器のボタンを押している。 😌🍚

  • 救急車で運ばれた日、殿は帰った

    救急車で運ばれた日、殿は帰った

    人生初の救急車

    とある夜中。

    私は今まで経験したことのない頭痛に襲われた。

    頭が割れるのではないかと思うほど痛い。

    寝ても痛い。

    起きても痛い。

    横になっても痛い。

    しばらく耐えた。

    様子も見た。

    でも全く良くならない。

    これはまずい。

    そう思って救急車を呼んだ。

    人生初の救急搬送である。

    付き添いとは

    救急車が到着した。

    救急隊員さんがいろいろ質問してくる。

    当然だ。

    本人は痛みでまともに話せない。

    だから付き添いの殿が答える。

    はずだった。

    ところが。

    自宅の電話番号がわからない。

    私が答えた。

    常用薬はあるか。

    私が答えた。

    持病はあるか。

    私が答えた。

    血圧はどれくらいか。

    私が答えた。

    いや。

    付き添いとは何なのだろう。

    血圧計の持ち主

    我が家には血圧計がある。

    殿が買った。

    そして殿だけが毎日測っている。

    朝測る。

    夜測る。

    数字に一喜一憂する。

    しかし私は一度も使ったことがない。

    だから自分の血圧は知らない。

    それは仕方ない。

    私も知らない。

    でも。

    少なくとも救急車の中で。

    一番元気な人が答えてくれてもよくないだろうか。

    私は頭が割れそうなのである。

    病院へ

    病院に着いた。

    MRIを撮った。

    その頃には痛み止めや点滴が効いてきていた。

    楽になったのか。

    麻痺していたのか。

    正直よくわからない。

    でも少し会話はできるようになった。

    そこで私は言った。

    「こむぎもいるし、一度帰っても大丈夫だよ」

    言った。

    確かに言った。

    一度だけ。

    社交辞令みたいなものである。

    日本人ならわかると思う。

    本気で帰れと言っているわけではない。

    本当に帰った

    ところが。

    殿は帰った。

    本当に帰った。

    こむぎを連れて。

    そそくさと帰った。

    MRIの結果も聞かない。

    医師の説明も聞かない。

    今後の話も聞かない。

    何も聞かない。

    帰った。

    あまりにも迷いがなかった。

    主治医も驚く

    しばらくして主治医が来た。

    MRIの結果説明である。

    そして病室を見渡した。

    私ひとり。

    主治医が言った。

    「えーーーーーー???」

    本当に言った。

    ドラマみたいな反応だった。

    でも私も同じ気持ちだった。

    家族なのに。

    当事者なのに。

    なんとも言えない虚無感が押し寄せた。

    一番驚いたこと

    結果として大きな病気は見つからなかった。

    それは本当に良かった。

    心から良かった。

    でも。

    救急搬送された私は。

    夜中。

    ひとりでタクシーを呼び。

    ひとりで帰宅した。

    家に着くと。

    そこには先に帰宅済みの殿がいた。

    考えてみれば不思議である。

    救急搬送されたのは私。

    付き添いだったのは殿。

    なのに。

    帰宅順は殿が先だった。

    あの日の出来事を一言でまとめるなら。

    救急車には乗った。

    MRIも撮った。

    でも一番驚いたのは。

    殿の帰宅判断だったのである。

  • 誕生日の主役を乗っ取ろうとした男

    誕生日の主役を乗っ取ろうとした男

    異議あり

    殿と私は誕生日が近い。

    しかも私の方が先である。

    さらに同じ月にはこむぎの誕生日もある。

    先日、

    こむぎの誕生日会をしていた時のこと。

    ケーキを食べたり。

    プレゼントを開けたり。

    主役のこむぎがご機嫌だったり。

    そんな平和な時間に。

    殿がさらっと言った。

    「こむぎー、母むぎー、自分もー、おめでとー。合同パーティーだね」

    待ってほしい。

    異議あり。

    なぜ勝手にまとめようとしているのだ。

    こむぎの誕生日。

    私の誕生日。

    殿の誕生日。

    それぞれ別件である。

    なぜ一回で処理しようとするのか。

    私は断固として反対した。

    毎年なんとなく流される私の誕生日

    とはいえ。

    今までもずっとそんな感じだった。

    私はあまり物欲がない。

    だから誕生日当日にプレゼントをもらうことはほとんどない。

    サプライズも特に求めていない。

    というか。

    殿のセンスによるサプライズは少し怖い。

    だから欲しい物ができた時に買ってもらう方式で長年やってきた。

    母の日。

    誕生日。

    クリスマス。

    全部まとめて後日になることもある。

    それは別にいい。

    そこは納得している。

    ところが今年は違った

    事件は先日起きた。

    殿からLINEが来た。

    誕生日プレゼントの要求である。

    しかも具体的だった。

    URL付きだった。

    さらに。

    高い。

    普通に高い。

    しかも二つ。

    二つである。

    私は思った。

    私の給料。

    知ってるよね?

    順番というものがある

    さらに納得できなかった理由がある。

    私の誕生日が先なのである。

    私が先。

    その後に殿。

    順番で言えば私はまだ何も受け取っていない。

    そんな状況で。

    自分の欲しい物だけ先に申告してくる人を私は初めて見た。

    長いこと生きてきた。

    本当に初めての経験だった。

    そして追撃が始まる

    私は無視した。

    すると。

    「欲しい物ある?」

    無視した。

    すると。

    「誕生日に食事行く?」

    無視した。

    すると。

    「ちょっといい店でもいいよ」

    である。

    なぜだろう。

    自分のプレゼント要求から始まった話なのに。

    最終的に私への接待みたいな流れになっていた。

    今夜は主役を取り戻す

    そんなわけで。

    今日はちょっといいお店を予約した。

    殿が言い出したのである。

    遠慮はしない。

    大いに飲む。

    大いに食べる。

    そして思う存分誕生日を祝われようと思う。

    少なくとも。

    合同パーティーで一括処理される未来だけは回避したのである。

  • 誕生日の朝、私は消火器を握っていた

    誕生日の朝、私は消火器を握っていた

    今日は誕生日だった

    今日は私の誕生日だった。

    朝起きた。

    誰からも「おめでとう」がない。

    殿からもない。

    こむぎからもない。

    まぁ平日だし忙しいのだろう。

    そう思おうとした。

    思おうとはした。

    しかし誕生日である。

    少しくらい期待はする。

    なのに誰も言わない。

    地味にイラっとした。

    そんな気持ちのままお弁当作りを始めた。

    そして数十分後。

    私は消火器を握っていた。

    誕生日の朝である。

    なぜこうなった。

    フライパンから火が出た

    その日はいつも通りお弁当作りをしていた。

    使っていたのはステンレスフライパン。

    すると突然。

    火が出た。

    一瞬ではない。

    ちゃんと火だった。

    思わず焦る。

    頭の中は真っ白。

    でも体は勝手に動いた。

    以前買っておいたスプレー式消火器を取り出した。

    実はこの消火器。

    買っただけではない。

    いざという時すぐ使えるように、事前にフィルムも外してあった。

    まさか本当に使う日が来るとは思わなかったけれど。

    その準備が役に立った。

    無事に鎮火。

    本当に焦った。

    殿を呼んできて

    私はこむぎに言った。

    「殿呼んできて!」

    こむぎは呼びに行った。

    そしてしばらくして。

    殿がやって来た。

    のんびりと。

    その頃にはもう火は消えていた。

    消火活動は終了していた。

    現場検証の段階である。

    そして殿の第一声。

    「消火器あってよかったねー」

    である。

    待ってほしい。

    それを言う人

    その消火器。

    買ったの私である。

    置いたのも私である。

    フィルムを外したのも私である。

    そして使ったのも私である。

    そもそも殿は消火器が家にあることを知っていたのだろうか。

    かなり怪しい。

    そんな人が。

    鎮火後に登場し。

    「消火器あってよかったねー」

    と総括している。

    火事のニュースのコメンテーターみたいな立場になっている。

    いや。

    現場にいなかったよね?

    誕生日とは

    結局その日は殿のお弁当はなしになった。

    こむぎにはおにぎりを持たせた。

    私は朝からフライパンを片付け。

    消火器の後始末をした。

    そして思った。

    誕生日って何だろう。

    ケーキもプレゼントもいらない。

    せめて朝一番に。

    「おめでとう」

    その一言くらい欲しかった。

    まさか誕生日の朝に消火器を使うとは思わなかったけれど。

    少なくとも今年の誕生日は。

    一生忘れないと思う。

  • 寝室が別になった日〜夫婦円満のために距離を取った話〜

    寝室が別になった日〜夫婦円満のために距離を取った話〜

    結婚してからずっと寝室は同じだった。

    なんなら同棲時代から妊娠後期までベッドまで同じ。

    セミダブルである。

    今思うと正気ではない。

    妊娠後期の私。

    万年ダイエッターの殿。

    狭い。

    非常に狭い。

    お腹の子が苦しいからという建前で、寝る場所を別にしたいと申請した。

    今思えば本当の理由はホルモンバランスだった気がする。

    たぶん。

    娘が生まれてからは川の字生活

    こむぎが生まれてからはベッドをやめた。

    布団を並べて川の字で寝る生活。

    それがつい最近までずっと続いていた。

    でも私はずっと思っていた。

    できれば別に寝たい。

    産後のホルモン。

    更年期のホルモン。

    いろいろ重なって、とにかく眠りが浅い。

    そして殿は生活音が爆音である。

    爆音で生きる男

    何十回言っても変わらない。

    娘が小さい頃。

    ようやく寝かしつけた。

    やっと寝た。

    その瞬間。

    ドスドスドス。

    バタン!!

    ドアが閉まる。

    起きる娘。

    絶望する私。

    何度あったかわからない。

    しかも今でも変わらない。

    歩く音が大きい。

    ドアを閉める音が大きい。

    なぜそんなに全力なのか。

    寝室別制度は過去に却下されていた

    実は過去にも二度ほど提案している。

    寝室別制度である。

    しかし見事に却下。

    理由はこうだった。

    「別にしたらそのまま離婚しそうだから」

    意味がわからない。

    寝室と離婚の距離が近すぎる。

    思考回路が謎である。

    結局そのまま我慢してきた。

    更年期と睡眠不足のコンボ

    更年期になってから眠りはさらに浅くなった。

    ようやくウトウトしてきた頃。

    ドスドス。

    バタン。

    ビクッ。

    目が覚める。

    そしてもう眠れない。

    朝になる。

    寝不足である。

    更年期である。

    イライラしている。

    そこで殿が言う。

    「なんでそんなに機嫌悪いの?」

    「俺なんかした?」

    した。

    めちゃくちゃした。

    でも本人は気づいていない。

    そのことにさらにイライラする。

    完全なる悪循環である。

    きっかけは大きめの喧嘩

    ある日、結構大きな喧嘩をした。

    実家に帰ろうかなと思うレベル。

    というか、ほぼ一方的な言いがかりだった。

    だったらもういい。

    その日はこむぎと別の部屋で寝た。

    するとどうだろう。

    快適だった。

    実に快適だった。

    静か。

    平和。

    最高。

    殿は覚えていないらしい

    翌日。

    殿は普通だった。

    そして後日判明した。

    本人は寝室が別になった原因をよくわかっていなかった。

    喧嘩は覚えている。

    でも寝室が別になる決定打になった発言は覚えていないらしい。

    そんな都合のいい話があるか。

    その部分だけ綺麗に記憶が抜けるものなのか。

    私は疑っている。

    かなり疑っている。

    三日後に来たLINE

    三日ほど経った頃。

    夜にLINEが来た。

    「まだ寝室別なのか?」

    である。

    そこで説明した。

    喧嘩とは別。

    好き嫌いとも別。

    生活音の問題。

    睡眠の問題。

    お互い快適に寝るための問題。

    だから寝室は別にしよう。

    そう伝えた。

    すると意外にもすんなり受け入れた。

    たぶん。

    自分にも非があることはわかっていたのだと思う。

    しょんぼりしていたけれど。

    今は実に快適である

    それからずっと。

    こむぎと二人で寝ている。

    実に快適である。

    朝のイライラもかなり減った。

    睡眠って大事だったのだ。

    ちなみに。

    生活音爆音の殿の隣でも。

    こむぎはずっとスヤスヤ寝ていた。

    いびきも平気。

    子どもは強い。

    私は無理だった。

    今は静かな夜である。

    そして私は今日も平和に眠る。

  • ブログ40記事書いて気づいたこと〜ネタは家の中に転がっていた〜

    ブログ40記事書いて気づいたこと〜ネタは家の中に転がっていた〜

    気づけばブログ40記事。

    自分でも少し驚いている。

    始める前は続くかどうかわからなかった。

    というか。

    正直に言うと。

    数記事書いて満足して終わる気がしていた。

    ところがどっこい。

    40記事である。

    想定外である。

    ネタは探すものではなかった

    ブログを書く前は思っていた。

    そんな毎日ネタなんてないだろうと。

    芸能人でもない。

    特別な生活をしているわけでもない。

    旅行だって毎日行くわけじゃない。

    なのに。

    書き始めて気づいた。

    ネタは探すものではない。

    転がっているのである。

    しかも家の中に。

    一番ネタを供給しているのは殿だった

    旅行記も書いた。

    推し活も書いた。

    子育ても書いた。

    しかし。

    振り返ると。

    一番記事数を稼いでいるのは殿である。

    手羽先を頼む。

    結婚指輪が埋まる。

    弁当はいらないと言ったのに復活する。

    水筒の氷を監査する。

    了解だけ返してくる。

    気づけば殿観察日記になっている。

    本人は知らない。

    たぶん今後も知らない。

    こむぎもなかなか強い

    こむぎは突然名言を放つ。

    突然泣く。

    突然怒る。

    そして突然面白い。

    親だから慣れているけれど。

    文字にしてみると結構おもしろい。

    本人はいたって真面目である。

    そこがまた面白い。

    イライラもネタになる

    これは思っていた以上の発見だった。

    以前なら。

    イラッ。

    で終わっていた。

    ところが今は違う。

    イラッ。

    待てよ。

    これ記事になるな。

    になる。

    すると不思議なもので。

    少し笑える。

    もちろん腹が立つことは腹が立つ。

    でも。

    ネタになると思うと少し得した気分になる。

    ブログとは不思議なものである。

    完璧じゃなくてもいいと知った

    昔の私は書く前に考えすぎていた。

    タイトルを悩む。

    書き出しを悩む。

    途中で止まる。

    そして公開しない。

    そんなことも多かった。

    でも今は違う。

    まず書く。

    公開する。

    細かいことは後で考える。

    すると意外と続く。

    40記事続いた理由は才能でも根性でもなく。

    完璧を目指さなかったからかもしれない。

    40記事書いてわかったこと

    毎日は想定外だらけだった。

    だからブログ名は間違っていなかった。

    今日もだいたい想定外。

    殿も想定外。

    こむぎも想定外。

    私自身も想定外。

    そして。

    まさか40記事も続くとは思っていなかった。

    これもまた。

    想定外である。

    たぶん41記事目も。

    42記事目も。

    何かしらの想定外が起きるだろう。

    その時はまた書こうと思う。

    だって我が家は。

    ネタが尽きる気がしないのだから。😆

  • なぜ私だけ待ちぼうけなのだろう 〜塾体験中の駐車場より〜

    なぜ私だけ待ちぼうけなのだろう 〜塾体験中の駐車場より〜

    こむぎが塾の体験授業に行った。

    本人は楽しみにしていた。

    私は送迎担当である。

    塾まで車で送り届ける。

    そして。

    体験授業が終わるまで待つ。

    当然のように待つ。

    問題はここからである。

    駐車場で突然暇になる

    送り届けた瞬間。

    やることがなくなった。

    家に帰るには微妙な距離。

    買い物に行くにも中途半端な時間。

    結局。

    駐車場で待機である。

    スマホを見る。

    少しブログを書く。

    またスマホを見る。

    車内の時計を見る。

    まだ10分しか経っていない。

    体感では40分くらい経った気がしていた。

    待ち時間というのは不思議である。

    周りを見ると少し焦る

    ふと周りを見る。

    同じように送迎している保護者がいる。

    そして。

    こむぎと同じくらいの子どもたちが次々と塾へ入っていく。

    その姿を見ていると考えてしまう。

    みんな受験するのかな。

    みんな頑張っているのかな。

    小学生なのにすごいな。

    私が小学生の頃なんてどうだっただろう。

    たぶん。

    泥だんごを作っていた。

    あと秘密基地。

    勉強の記憶はあまりない。

    親だけ勝手に未来へ行く

    まだ体験授業である。

    入塾も決まっていない。

    何も始まっていない。

    なのに親の頭の中だけ忙しい。

    もし通うことになったら。

    送迎はどうしよう。

    宿題は増えるのかな。

    受験するのかな。

    合格したら。

    いや。

    落ちたら。

    まだ体験授業である。

    何一つ決まっていない。

    それなのに勝手に数年後まで行って帰ってきている。

    当の本人はあっさりしていた

    授業が終わった。

    こむぎが出てくる。

    どうだった?

    と聞く。

    すると。

    「楽しかったー!」

    以上である。

    悩みなし。

    不安なし。

    未来の心配なし。

    ただ楽しかったらしい。

    結局いつもそう

    子育てをしているとよく思う。

    心配している時間の大半は親の時間である。

    子どもは案外たくましい。

    親が勝手に想像して。

    勝手に不安になって。

    勝手に疲れている。

    そして本人は。

    「楽しかったー!」

    で終わる。

    今回もまさにそれだった。

    駐車場で一人あれこれ考えていた私と。

    授業を楽しんできただけのこむぎ。

    どうやら待ちぼうけだったのは時間だけではなく。

    心配もだったらしい。🤣

  • 私は家族のGPSではない

    私は家族のGPSではない

    最近ふと思う。

    私は家族のGPSではない。

    なのに。

    なぜか毎日何かを探している。

    まず殿が聞いてくる

    ある日のこと。

    殿が言った。

    「俺の車の鍵知らない?」

    知らない。

    見ていない。

    触ってもいない。

    そもそも最後に持っていたのは殿である。

    しかしなぜか聞かれる。

    そして私も反射的に探し始める。

    なぜだ。

    こむぎも聞いてくる

    続いてこむぎ。

    「マウスピースどこ?」

    知らない。

    むしろそれは本人が管理すべきものである。

    だが聞かれる。

    しかも過去にも数回行方不明になっている。

    そのたびに家中を捜索する。

    ソファの隙間。

    ランドセル。

    机の下。

    なぜか洗面所。

    発見される場所は毎回予想の斜め上だ。

    家族はまず私に聞く

    水筒。

    体操着。

    学校のお便り。

    充電器。

    通帳。

    印鑑。

    リモコン。

    なぜか全部私に聞く。

    私は管理者ではない。

    保管係でもない。

    なのに。

    家族の第一声は決まっている。

    「どこにある?」

    知らないと言うと始まる

    「えー?」

    「見てない?」

    「知らない?」

    知らないと言っている。

    本当に知らない。

    だがなぜか私が知らないことに驚かれる。

    むしろ聞きたい。

    なぜ知っていると思ったのだろう。

    そしてだいたい見つかる

    不思議なことに。

    私が探し始めると見つかる。

    車の鍵は上着のポケット。

    水筒は車の中。

    マウスピースはランドセル。

    充電器は本人の手元。

    最後のやつは本当に意味がわからない。

    私はGPSではない

    位置情報を把握しているわけではない。

    AirTagでもない。

    探知機でもない。

    ただ。

    長年の経験で。

    「あそこじゃない?」

    が当たるだけである。

    もはや特殊能力に近い。

    今日も呼ばれる

    そして今日もどこかで声がする。

    「ねぇ、あれどこ?」

    まず自分で探してほしい。

    そう思いながらも。

    私は立ち上がる。

    そしてなぜか見つけてしまう。

    気づけば我が家で一番性能の良いGPSになっていたのである。🤣

  • その独り言、たぶん独り言じゃない

    その独り言、たぶん独り言じゃない

    誕生日が近い。

    しかも4日違いである。

    先に私が誕生日。

    その4日後が殿の誕生日。

    先日、飲みに行った帰りだった。

    私は少し酔っていた。

    殿も酔っていた。

    そして毎度のことながら、帰宅した殿は真っ先に寝室へ向かう。

    昔からそうである。

    娘がまだ小さかった頃から変わらない。

    帰宅したら自分だけ寝る。

    私は酔っていても娘のことを見ている。

    とはいえ今のこむぎはもう乳飲み子ではない。

    正直、今となっては問題ない。

    むしろ寝るなら早く寝てくれである。

    そんな帰宅後の出来事だった。

    酔った勢いは恐ろしい

    寝室へ向かう殿に向かって私は言った。

    「時計買おっかー」

    実は以前から欲しいと言っていたのである。

    時計。

    高そうなやつ。

    なんかステイタスとか言っていた気がする。

    私は時計に興味がないのでよく覚えていない。

    とにかく酔った勢いだった。

    すると殿は言った。

    「いいよー。いらないよー」

    ふーん。

    そうですか。

    せっかく言ってあげたのに。

    いらないならいらないである。

    私はそのまま寝た。

    一晩考えたのだろう

    翌日。

    仕事から帰宅した殿。

    開口一番こう言った。

    「二人で時計買わない?」

    私は思った。

    考えたな。

    一晩。

    絶対考えたな。

    昨日の夜は勢いで断ったものの、

    朝起きてからずっと頭の片隅にあったのだろう。

    時計。

    欲しいな。

    でも昨日いらないって言ったしな。

    でも欲しいな。

    どう言おうかな。

    どう切り出そうかな。

    その結果が。

    「二人で時計買わない?」

    だったのだと思う。

    だが残念だった

    私は時計に興味がない。

    本当にない。

    誰がどんな時計をつけていても。

    高級時計だろうが何だろうが。

    感想はだいたい。

    「ふーん」

    である。

    昔なんて千円くらいの時計だった。

    時間がわかれば十分。

    何も困らない。

    今使っているのもスマートウォッチ。

    推し活のためである。

    寺西拓人のインスタ更新を即座に知るため。

    それだけで十分価値がある。

    待ち受けも推し。

    通知も来る。

    最高である。

    高級時計に求めるものがない。

    こむぎにまで見抜かれる

    私が断ると、

    横で聞いていたこむぎが言った。

    「お母さんは時計に興味ないよ!」

    その通りである。

    100点満点の分析である。

    殿は少ししょんぼりした。

    そして最後にぽつりと言った。

    「じゃあお金貯めて買うわ。ほしいし」

    私は聞いた。

    確かに聞いた。

    だが。

    あれは独り言だったと思う。

    たぶん独り言である。

    独り言だよね?

    そういうことにしておいた。

    だから私は何も返事をしなかった。

    だって昨日、

    いらないって言ったのだから。🤣

  • 「AI画像きしょい」を見てちょっとへこんだ話

    「AI画像きしょい」を見てちょっとへこんだ話

    最近スレッズを見ていると、

    AIに「ありがとう」と言うなという投稿が流れてくる。

    どうやら電力を使うらしい。

    サーバーに負荷がかかるらしい。

    地球に優しくないらしい。

    なるほど。

    たしかにそうなのかもしれない。


    私は結構ありがとうを言う

    しかし困った。

    私は結構ありがとうを言う。

    店員さんにも言う。

    レジの人にも言う。

    荷物を持ってもらった時も言う。

    道を譲ってもらった時も言う。

    長年そうやって生きてきた。

    だから急に

    「AIにはありがとうと言うな」

    と言われてもなかなか難しい。

    ありがとうは反射なのである。


    今度はAI画像が気持ち悪いらしい

    さらに最近よく見かける。

    AI画像は気持ち悪い。

    すぐわかる。

    いらすとやの方がマシ。

    そんな投稿である。

    たしかに言いたいことはわかる。

    私も見ればAIだなと思う画像はある。

    指が多かったり。

    なんだか不自然だったり。

    独特の違和感があったり。

    そういう画像があるのも事実である。


    ちょっとへこんだ

    なぜなら。

    私のブログのアイキャッチ。

    だいたいAIだからである。

    読んだ瞬間、

    「あ、私のこと言われてる?」

    と思った。

    別に誰も私に言っていない。

    完全に自意識過剰である。

    それでも少しだけへこんだ。


    でも私は気に入っている

    ところが困ったことに、

    私は今のアイキャッチが結構好きなのである。

    王冠とマントの殿。

    花のこむぎ。

    お団子の私。

    毎回同じ登場人物で作っている。

    もはや素材ではない。

    出演者である。

    記事によって表情は違う。

    状況も違う。

    でも見れば

    「あ、いつもの人たちだ」

    となる。

    私はそれが結構気に入っている。


    このアイキャッチもAIです

    そしてこの記事のアイキャッチ。

    たぶん見ればわかる。

    AIである。

    隠していない。

    堂々としている。

    なんならこの記事で使っている。

    「AI画像きしょい」を読んでへこんだくせに、

    しっかり使っている。

    我ながらメンタルが強いのか弱いのかわからない。


    結局は好きかどうか

    電力消費の話もわかる。

    AI画像が苦手な人がいるのもわかる。

    でも私はたぶんこれからもありがとうと言う。

    そして王冠殿のアイキャッチも使う。

    なぜなら気に入っているからである。

    人の評価が気になる日もある。

    へこむ日もある。

    それでも最後は、

    自分が好きかどうかだと思う。

    少なくとも我が家の王冠殿は、

    今日も元気にマントをなびかせているのである。👑