• 【ハワイアンズ宿泊記・後編】母たちもスライダーで大はしゃぎ!帰りの高速は孤独な戦い

    【ハワイアンズ宿泊記・後編】母たちもスライダーで大はしゃぎ!帰りの高速は孤独な戦い

    友達親子と我が家の母娘、総勢4人で出かけた1泊2日のスパリゾートハワイアンズ旅行。

    前編では、ウイルポートのフロントにたどり着くまでに迷子になり、タオルを借りに行ってまた迷子。

    ようやくプールを楽しんだと思ったら、お風呂は15分一本勝負。

    そして、楽しみにしていた夜の女子会も疲労困憊であっけなく終了。

    そんな初日を終え、迎えた2日目。

    さて、今日は無事に帰れるのでしょうか(笑)

    朝6時半から、まさかのステーキ!

    前日のチェックイン時に指定された朝食時間は、なんと6時半。

    早い。早すぎる。

    しかも昨夜は子どもたちがなかなか寝ず、母たちは寝不足。

    もう少し寝ていたい気持ちを抱えながら、朝食会場へ。

    ウイルポートの朝食も、夕食と同じくメイン料理を選び、ほかのお料理はビュッフェ形式。

    そして私が選んだのは……

    朝からステーキ!

    寝不足だろうが、疲れていようが、おいしいものは別腹である(笑)

    夕食に続き、朝食もおいしくいただきました。

    今回のウイルポート、食事の満足度はかなり高かったです。

    帰る予定が、まさかのプール延長戦

    もともとは朝食を食べたらチェックアウトして、そのまま帰るつもりでした。

    ところが、子どもたちから、

    「まだプールで遊びたい!」

    そりゃそうだよね。

    今回の宿泊プランには2日分のプール利用が含まれている。

    せっかくなら、もう少し遊んで帰ろうか。

    ということで、予定変更!

    母たちの体力は、すでに残りわずかなんですけどね(笑)

    チェックアウト後もプールで遊べる?

    今回、チェックイン時には、チェックアウトの手続きを済ませても午前10時まではお部屋を利用できると案内されました。

    ただ、私たちは先に荷物をまとめてチェックアウトし、クロークに預けることに。

    これならプールで遊んだあと、わざわざ部屋へ戻る必要もありません。

    2日目もタオルや履物を借りられるとのこと。

    ただし、ここでひとつ注意点。

    ホテルで借りられるサンダルは、私の感覚ではスリッパに近いもの。

    プールで使うなら、自分のビーチサンダルを持っていったほうがいいと思いました。

    館内はとにかく広いので、履き慣れたものが安心です。

    水着の乾燥機は便利。でも遠い!

    ハワイアンズには、水着用の乾燥機もありました。

    前日に使った水着をそのままにしておくと、翌朝また冷たい水着を着ることになります。

    それを考えると、乾燥機があるのはありがたい!

    ただし……

    その乾燥機がある場所も遠い(笑)

    本当に、何をするにも移動がついてくる。

    今回の旅行で何度「遠い」と思ったことか。

    ハワイアンズへ行くなら、プールで遊ぶ体力だけでなく、館内を歩く体力も必要だと実感しました。

    朝9時10分、プール開場!

    この日のプール開場時間は9時10分。

    もちろん、開場に合わせてプールへ!

    昨日あれだけ遊んだのに、子どもたちは朝から元気いっぱい。

    母たちは寝不足を引きずりながらも、いざプールに入れば楽しくなってくる。

    そして2日目は、思い切ってスライダーの乗り放題券を購入しました。

    これが大正解!

    母たち、童心に帰る!

    スライダーを楽しむのは、もちろん子どもたちだけではありません。

    母たちも一緒に滑るのである(笑)

    これがもう、楽しいのなんの!

    昨日の疲れも寝不足も、滑っている間はどこへやら。

    子どもたちと一緒になって、すっかり童心に帰ってしまいました。

    大人になると、こんなふうに無邪気にはしゃぐ機会って、なかなかない。

    昨日はあれほど館内の広さに文句を言っていたのに、今日は自ら進んで遊びまくっている。

    人間、楽しいことのためなら意外と頑張れるらしい(笑)

    結局、昼過ぎまでプールとスライダーを満喫。

    疲れたけれど、それ以上に楽しかった!

    今回の旅行で、間違いなく思い出に残る時間になりました。

    チェックアウト後の着替えはどうする?

    昼過ぎまで遊んだら、いよいよ帰る準備。

    ここで気になるのが、プールのあとの着替え問題です。

    チェックアウト後なので、もうお部屋には戻れません。

    私たちはウイルポートの浴場で着替えましたが、実は利用時間外。

    本来は使えない時間だったので、これはおすすめできません。

    ハワイアンズには「江戸情話 与市」やウイルポートの浴場とは別に、プールの近くにも大浴場があります。

    チェックアウト後もプールで遊ぶなら、そちらの利用時間や着替え場所を事前に確認しておくと安心です。

    特に小さな子ども連れの場合、どこで着替えるかは結構重要。

    帰る前にまた迷子にならないためにも、事前確認をおすすめします(笑)

    またしても「お腹すいたー!」

    ようやく着替えを済ませ、ハワイアンズをあとにすることに。

    ところが、ここでまたしても子どもたちから……

    「お腹すいたー!」

    はい、来ました(笑)

    あれだけプールで遊んで、スライダーで大はしゃぎしたんだから、そりゃお腹もすくよね。

    ということで、車で移動して、とんかつを食べることに。

    最後はみんなでお腹を満たし、友達親子とはここでお別れ。

    それぞれ別の場所にある自宅を目指して、高速道路へ。

    しかし、ここからが母たちにとって最後の試練だったのです。

    子どもたちは夢の中。かあちゃんは高速道路。

    もう、とにかく疲れている。

    広い館内を歩き回り、プールで遊び、スライダーではしゃぎ、夜は寝不足。

    そんな身体に鞭を打って、最後は高速道路の運転。

    一方、子どもたちはというと……

    車に乗った途端、爆睡。

    しかも、インターに入る前から寝始めて、そのまま自宅まで一度も起きない。

    いやいや、ちょっと待って。

    さっきまであんなに元気だったじゃないの(笑)

    後部座席から聞こえるのは、すやすやと気持ちよさそうな寝息だけ。

    かあちゃん、ひとりぼっちで高速道路をひた走る。

    そして友達もまた、別の道を同じように運転している。

    子どもたちは夢の中。

    母たちは現実の高速道路。

    この温度差よ(笑)

    ウイルポートに泊まってみた感想

    今回のハワイアンズ旅行。

    正直、想像以上に歩きました。

    館内は広く、初めてだと目的地までの道順が分かりにくい。

    何度も迷子になり、プールに入る前から疲れてしまったのは想定外でした。

    それでも、ウイルポートに宿泊したことで、お部屋から水着のままプールへ行けたのは大きなメリット。

    特に今回のような母親2人と男女の子ども2人という組み合わせには、とても便利でした。

    そして、夕食も朝食もおいしかった!

    何より、子どもたちは大満足。

    母たちもスライダーで童心に帰って、思いっきり楽しめました。

    ただし、次に行くなら、館内の道順と浴場の利用時間は事前に確認しておこうと思います。

    それから、ビーチサンダルも忘れずに。

    そして何より……

    帰りの運転に備えて、体力を残しておくこと!(笑)

    大変だったけれど、やっぱり楽しかった1泊2日。

    子どもたちにとっても、母たちにとっても、いい思い出になりました。

    子どもたちは夢の中。かあちゃんたちは疲労困憊。

    こうして、母子2組のハワイアンズ旅行は幕を閉じたのでした。

    今日もだいたい想定外。

    前編はこちら

  • 【ハワイアンズ宿泊記・前編】ウイルポートにたどり着けない!迷子だらけの母子4人旅

    【ハワイアンズ宿泊記・前編】ウイルポートにたどり着けない!迷子だらけの母子4人旅

    友達親子と我が家の母娘、総勢4人でスパリゾートハワイアンズへ行ってきました。

    今回は母親2人と子ども2人の1泊2日旅。

    宿泊先に選んだのは、プールへのアクセスが便利な「ウイルポート」。

    子どもたちが思いっきり遊べて、夜は母たちもワイン片手にゆっくり語らう。

    そんな旅行になるはずだったのですが……。

    到着早々、想定外の連続でした(笑)

    まずは車を横付けするところから難しい

    今回の待ち合わせは現地に12時半。

    事前の案内では、ホテルの玄関前に車を横付けして荷物を降ろし、係の方から駐車場の指示を受けるとのこと。

    ところが、その玄関が分かりにくい!

    しかも周辺は混雑していて、車を横付けするのも一苦労。

    いや、横付けしろと言われましても(笑)

    駐車場もいくつかあるため、係の方に指定された場所へ車を移動。

    なんとか駐車を済ませ、いよいよホテルへ。

    ところが、ここからが本当の試練でした。

    ウイルポートのフロントはどこですか?

    ウイルポートには専用の入場口がなく、ホテルハワイアンズ側から館内へ。

    そこからウイルポートのフロントを目指すのですが……。

    これがもう、とにかく分かりにくい!

    床には時々案内表示があるものの、初めて来た人間には難易度が高すぎる。

    途中でスタッフの方に尋ねても、なかなかたどり着けない。

    館内マップにも具体的な道順が載っていない。

    右へ左へ、あっちへこっちへ。

    そして、ようやくフロントに到着。

    所要時間、約15分。

    まだプールにも入っていないのに、すでに足が疲れている。

    常夏の楽園に来たはずが、到着早々サバイバルである。

    チェックインは拍子抜けするほどスムーズ

    苦労してたどり着いたフロントは、幸いにも混雑しておらず、案内はスムーズ。

    チェックイン前でもプールを利用できるとのことで、説明を受けて荷物をクロークへ。

    ようやくプールに行ける!

    と思ったところで、子どもたちからひと言。

    「お腹すいたー!」

    そうだった。もうお昼を過ぎている。

    昼食を探して、まさかの迷子第2ラウンド

    そういえば、フロントに向かう途中、居酒屋の赤ちょうちんを思わせるような飲食店が何軒か並んでいた。

    よし、あそこに戻ろう!

    ……と思ったのが甘かった。

    さっき通った道なのに、戻れない(笑)

    またしても右往左往。

    なんとか飲食店を見つけ、ようやくお昼ごはん。

    ただし、チェックインの際に夕食は16時半からと案内されていたため、ここで満腹になるわけにはいかない。

    ということで、子どもたちはポテト。

    母たちはビールと唐揚げ。

    昼食というより、すでに軽い宴会である(笑)

    タオルを借りるだけなのに、また迷子

    お腹も落ち着き、今度こそプールへ。

    その前に、タオルをレンタルしようと説明された場所へ向かうことに。

    ところが、これがまた遠いし分かりにくい。

    右往左往して、ようやくレンタルカウンターへ到着。

    するとスタッフの方から、

    「あと10分ほどでお部屋に入れますよ。今レンタルすると1,400円かかりますが、お部屋のタオルなら無料で使えます」

    とのありがたい情報が。

    ……え?

    あと10分?

    それならもちろん待ちますとも!

    ということで、タオルは借りずに、再びウイルポートのフロントへ。

    また戻るんかーーーい!!

    プールで泳ぐ前に、館内ウォーキング大会に参加している気分である。

    ようやくお部屋へ。正直な宿泊レビュー

    ようやくお部屋に入ることができました。

    4人で泊まるには狭くもなく、広すぎるわけでもなく。

    お部屋自体は特に不衛生という印象もありませんでした。

    ただ、施設の古さは否めないところ。

    正直な感想としては、可もなく不可もなく。

    お部屋には浴槽がなく、シャワーのみ。

    そのシャワーまわりにはカビが目立っていたのが少々残念。

    今回は使用しなかったので、使い勝手までは分かりません。

    ウイルポートを選んで大正解だったこと

    ただし、今回ウイルポートを選んで本当によかったと思ったことがあります。

    お部屋で水着に着替えて、そのままプールへ行けること!

    今回は母親2人と子ども2人。

    子どものうち1人は7歳の男の子です。

    まだ一人で男性更衣室に入り、着替えて、ロッカーに荷物を預けて、鍵を管理して……というのは難しいお年頃。

    その点、お部屋で着替えを済ませられるのは本当に便利。

    今回のホテル選びで、ここは大正解でした!

    ようやくプール!そして夕食へ

    長い長い館内探検を終え、ようやくプールへ。

    子どもたちは大喜び!

    夕食の時間までたっぷり遊びました。

    そして16時半から夕食。

    ウイルポートの夕食は、メイン料理を選び、そのほかはビュッフェ形式というスタイル。

    大人が選んだのは、エビのグリルとマグロのグリル。

    子どもたちは自分で作るハンバーガー。

    これがなかなかよかった!

    メイン料理は味も量も大満足。むしろ多いくらい!

    到着から散々苦労したけれど、夕食は期待以上でした。

    ただし、アルコールはなかなかのお値段。

    普通サイズのレモンサワーが約900円。

    いやいや、なかなか強気なお値段(笑)

    お料理の満足度が高かっただけに、ここは少し残念でした。

    江戸情話 与市、まさかの15分一本勝負!

    夕食のあとは、ハワイアンズ名物の大露天風呂「江戸情話 与市」へ。

    ようやくゆっくりできると思いきや……。

    訪れたときは男女入れ替え制で、利用時間は1時間交代。

    そして私たちが到着したのは、女性の利用時間が終わる15分前!

    えっ、あと15分!?

    終了時間が近づくとアナウンスも入るため、のんびりしている暇はありません。

    結局、きっちり15分で退場。

    お風呂まで時間との戦い(笑)

    大人の女子会タイムはどこへ?

    お風呂から戻ったら、いよいよ大人のお楽しみ。

    友達とワインでも飲みながら、ゆっくり語り合う予定でした。

    ところが……。

    もう疲れすぎて、それどころじゃない(笑)

    館内移動に迷子、プール、そして慌ただしいお風呂。

    結局、ワインを1本飲んだところで終了。

    特に何かを語り合うでもなく、ただただ疲労困憊。

    しかも子どもたちは興奮して、なかなか寝ない。

    大人は疲れているのに、子どもたちは元気いっぱい。

    この温度差よ(笑)

    結局、私も友達もあまり眠れないまま朝を迎えることになりました。

    こうして、想定外だらけの初日は終了。

    ところが翌日、母たちはさらに体力を使うことになるのでした。

    後編へ続く。

    後編はこちら

  • 最終日の朝。どうしてもウニが食べたい

    最終日の朝。どうしてもウニが食べたい

    んに声をかけられた。

    そのまま誘われるがまま、

    「じゃあちょっとだけ」

    と二軒目へ。

    ここが仲卸のお店だった。

    そして、

    ウニが、とんでもなくおいしい。

    数種類のウニを食べ比べられて、母むぎ幸せモード全開。

    ウニをおかわり。

    日本酒もおかわり。

    またウニ。

    また日本酒。

    店員さんも、まあ飲ませ上手。

    すすめられる。

    飲む。

    すすめられる。

    飲む。

    すすむ、すすむ。

    完全に気分が上がってしまった母むぎ。

    その勢いのまま、

    ウニやらカニやらの発送までお願いしてしまった。

    この時すでに、

    送り先の住所を書くのも危ういくらい酔っていた。

    今考えれば、

    ここでホテルに帰ればよかったのである。

    「もう一軒」が、運の尽き

    最高の気分で二軒目を出た。

    ここで帰ればいい。

    帰ればいいのに。

    なぜか、

    もう一軒寄った。

    これが運の尽きである。

    ここから先、

    母むぎの記憶はない。

    9歳の娘にホテルまで送り届けられる母

    ここからの出来事は、

    後日こむぎから聞いた話と、残されたレシートなどから判明したことである。

    どうやら母むぎ、

    歩くこともままならない状態になっていたらしい。

    そして、

    こむぎにタクシーに乗せられ、

    ホテルまで連れて帰ってもらった。

    母、完全に終了。

    娘、9歳。

    どっちが保護者なのだ。

    しかもこの日は、

    函館から帰る日である。

    帰るはずが、まさかの延泊

    当然、ホテルからはチェックアウトを促す電話がかかってくる。

    しかし母むぎ、

    帰れる状態ではない。

    結果。

    延泊。

    しかもこの延泊代、

    それまで3泊していた宿泊料金より高かった。

    痛い。

    あまりにも痛い。

    昼頃にはホテルへ戻っていたらしい。

    「らしい」というのは、

    もちろん母むぎには記憶がないからである。

    次に母むぎがまともに意識を取り戻したのは、

    夜だった。

    こむぎ、本当にごめん

    夜になって、うっすらお腹がすいた。

    「なんか食べに行く?」

    とこむぎに提案してみる。

    すると、

    止められた。

    そりゃそうだ。

    結局その日は外へ出るのをやめ、そのままホテルで過ごした。

    そしてその間こむぎは、

    朝市の三軒目で買った焼きとうもろこしを食べて、空腹をしのいでいたらしい。

    ……申し訳ない。

    本当に申し訳ない。

    翌朝。今度こそ函館を出る

    その後また朝まで爆睡。

    翌朝。

    今度こそきちんと起きた。

    チェックアウトもした。

    もう朝市には寄らない。

    絶対に寄らない。

    そのまま駅へ向かい、駅弁を買って新幹線へ。

    しかし母むぎは絶賛二日酔い中。

    駅弁を食べながら、

    トイレとも仲良くなりながら、

    なんとか新幹線に乗りましたとさ。

    函館旅行、最後の最後まで想定外

    母娘ふたりで急きょやって来た函館。

    朝市で食べて、

    五稜郭へ行って、

    函館山の100万ドルの夜景を見て、

    たくさん笑って、

    最後はウニを食べすぎ、

    日本酒を飲みすぎ、

    9歳の娘にタクシーでホテルまで送り届けられ、

    帰る日に帰れず延泊。

    最終日、やらかしすぎ。

    でもまあ、

    これも含めて忘れられない函館旅行になった。

    いや、

    最後のほうは本当に忘れているんだけど。

    こうして母むぎとこむぎの函館旅は、

    予定より一日遅れて、

    ようやく幕を閉じたのでした。

  • 函館母娘旅④ 市電に乗って函館山へ。100万ドルの夜景と最後の晩餐

    函館母娘旅④ 市電に乗って函館山へ。100万ドルの夜景と最後の晩餐

    もう最終日

    函館3日目の朝。

    早い。

    もう最終日である。

    今日は何する?

    ゆっくり起きて、朝のお散歩をしながらこむぎと相談。

    とりあえず、有名な回転寿司のお店が10時から整理券を発券するらしい。

    もちろん情報源は、

    チャッピー。

    ならばまずは整理券を取りに行こう。

    無事に取れた番号は、

    4番。

    よし。

    開店までまだ時間がある。

    母むぎとしては、

    一旦ホテルに戻ってゴロゴロしたい。

    しかし、

    こむぎはゴロゴロしたくない。

    母、敗北。

    そのまま街ブラすることになった。

    知らない街をぷらぷらする

    でもこれが、

    なかなか楽しい。

    知らない街を、

    特に目的もなくこむぎと歩く。

    「あれ何だろうね」

    「こっち行ってみる?」

    そんな他愛のない話をしながら、

    あてもなくぷらぷら。

    こういう時間も、

    旅の楽しみだったりする。

    そうこうしているうちに、

    お寿司屋さんの開店時間になった。

    4番手でお寿司へ

    整理券4番。

    無事、

    ほぼ開店と同時に入店。

    朝ごはんというには遅いし、

    昼ごはんというには早い。

    ということで、

    ブランチである。

    そしてこむぎ。

    食べる。

    カニ。

    カニ。

    カニ。

    そして、

    またカニ。

    おいおいおい。

    それ、

    カニカマじゃないんですけどー。

    と思いつつ。

    まあ、

    旅だからいっか。

    母むぎは日本酒をいただきながら、

    ちょびちょびつまむ。

    ……が。

    入らない。

    連日の飲み食いで、

    さすがに胃袋もお疲れ気味。

    酒すら、

    思うように入らない。

    本当はもっと、

    あれもこれも食べたかった。

    そして何より。

    お目当てのウニがない。

    函館に来て、

    ウニを楽しみにしていた母むぎ。

    これは非常に悔やまれる。

    食べたいものはいっぱいある。

    でも胃袋が足りない。

    旅先で何度目だろう。

    胃袋がもうひとつ欲しい。

    こむぎ念願の市電

    お寿司を食べたあとは、

    こむぎの希望で市電に乗ることに。

    乗ってみたいらしい。

    母むぎ、

    乗り方がわからない。

    どっち方面?

    料金は?

    どうやって払うの?

    でも大丈夫。

    こういうときは、

    チャッピー。

    方向も乗り方も教えてもらい、

    無事に乗車。

    向かう先は、

    赤レンガ倉庫。

    これも函館の定番観光地である。

    市電を降りると、

    同じ方向へ歩いていく観光客がぞろぞろ。

    とりあえず、

    ついていく。

    無事到着。

    観光地では、

    人の流れもなかなか頼りになる。

    赤レンガ倉庫を母娘でぶらぶら

    赤レンガ倉庫の中には、

    いろんなショップが入っている。

    こむぎと一緒に、

    あっちへぷらぷら。

    こっちへぷらぷら。

    「あれいいね」

    「これかわいいね」

    買うでもなく、

    見るだけだったり。

    途中でカフェに入って、

    お茶したり。

    時間なんて、

    気にしない。

    自由って楽しい。

    十分散策したところで、

    次は函館山へ向かうことにした。

    函館山まで歩く

    赤レンガ倉庫から、

    ロープウェイ乗り場まで歩く。

    これが。

    まあまあな距離である。

    普段だったら、

    絶対歩きたくない。

    でも不思議なもので、

    観光地だと歩ける。

    途中で教会を見たり。

    ソフトクリームを食べたり。

    寄り道しながら歩いていたら、

    ようやくロープウェイ乗り場へ到着。

    そして。

    人。

    人。

    人。

    すごい人。

    並んで、

    ようやくロープウェイに乗り込み。

    山頂へ。

    そして山頂について、

    母むぎは気づく。

    ……あれ?

    ここ。

    タクシーでも来られたんじゃない?

    しかも。

    下でロープウェイの往復券、

    買っちゃったんですけど。

    帰り、

    タクシーで下りられたんじゃん。

    ……。

    チャッピ――――――――。

    夕方から夜景に変わる瞬間を待つ

    まあ、

    買ってしまったものは仕方ない。

    とりあえず、

    夜景を見よう。

    チャッピーいわく、

    夕方から夜へ変わっていく時間が最高らしい。

    ならば、

    それを見てみようじゃないか。

    夕暮れまで、

    山頂で待つ。

    それにしても。

    すごい人。

    お盆も過ぎているし、

    しかも平日。

    おそらくこれでも、

    激混みではないのだろう。

    ……本当に?

    と思うくらいには、

    人がいる。

    これは見る価値がある

    そして、

    いよいよ夕方。

    山の上から見る、

    沈んでいく夕日。

    これがもう。

    美しい。

    空の色が少しずつ変わって。

    街には、

    ぽつん。

    ぽつん。

    明かりが灯り始める。

    そして気づけば、

    目の前には函館の夜景。

    きれいだわー。

    めちゃくちゃきれい。

    これは、

    見る価値ある。

    本当にきれい。

    100万ドルの夜景と呼ばれるだけある。

    ただし、人もすごい

    夜景は最高。

    ただし。

    人も最高に多い。

    前にいる観光客が、

    なかなか動いてくれない。

    大人の母むぎでも見づらいのだから、

    小さいこむぎは完全に埋もれてしまう。

    見えない。

    全然見えない。

    母むぎ、

    だんだんイライラ。

    ようやく前の観光客が移動してくれて、

    こむぎも夜景を見ることができた。

    母娘は写真を撮って、

    夜景を見たら。

    さっと後ろへ。

    はい、

    次の方どうぞ。

    みんなで見る夜景ですからね。

    帰りは行きの5倍

    さて。

    帰ろう。

    ここからが、

    すごかった。

    上ってくるときの、

    体感5倍。

    人も5倍。

    時間も5倍。

    ロープウェイに乗って下へ降りるだけなのに、

    まあ時間がかかる。

    これぞ、

    THE観光地。

    母、

    ちょっと疲れました。

    なんとか下まで降りると、

    ちょうどよくバスが来た。

    もう歩きません。

    そのままバスで、

    ホテルまで。

    函館最後の晩餐

    そして、

    函館最後の夕食。

    向かったのは、

    前日に行こうとして入れなかったお店。

    こちらも、

    チャッピーおすすめ。

    行ってみると。

    並んでる。

    ものすごく、

    並んでる。

    居酒屋なのに。

    居酒屋って、

    そんなに回転早くないよね?

    これ、

    本当に今日中に入れる?

    若干不安になりながら、

    ひたすら待つ。

    そして。

    閉店1時間前。

    ギリギリ入店。

    入った瞬間ラストオーダー

    やっと入れたー。

    と思ったら。

    ほぼ同時に、

    ラストオーダー。

    え。

    今入ったんですけど。

    仕方ない。

    食べたいもの、

    全部頼む。

    すると当然。

    全部、

    一気に来る。

    テーブルいっぱい。

    忙しい。

    食べる。

    飲む。

    また食べる。

    忙しい。

    でも。

    おいしい。

    ぜーーーんぶ、

    おいしい。

    何を食べてもおいしい。

    昨日の夕飯でちょっと不完全燃焼だったぶん、

    これはうれしい。

    さすがチャッピー。

    ……函館山のロープウェイについては、

    ちょっと言いたいことあるけどな。

    函館最後の夜

    1時間で食べる夕飯は、

    ちょっと忙しかったけれど。

    最後の晩餐は、

    大満足。

    お腹いっぱいになって、

    こむぎとホテルへ戻る。

    思いつきで始まった、

    母娘ふたりの函館旅。

    気づけば、

    もう最後の夜。

    明日は帰る。

    ……予定。

    こうして、

    函館3日目の夜を迎えたのである。

  • 函館母娘旅③ 朝市から五稜郭、六花亭。食べてゴロゴロ、また食べる

    函館母娘旅③ 朝市から五稜郭、六花亭。食べてゴロゴロ、また食べる

    朝ごはんを食べに函館朝市へ

    翌朝。

    朝食を食べに函館朝市へ。

    ホテルから徒歩2分ほどなので、ぷらっと歩いて行ける距離。

    朝市には海鮮のお店やお土産屋さんがずらっと並んでいて、見ているだけでも楽しい。

    朝からこむぎとテンションが上がる。

    さて。

    何食べようか。

    ふたりでうろうろしながら、今回も旅の相棒チャッピーに聞いてみる。

    おすすめしてもらった丼屋さんへ行ってみると、すでに長蛇の列。

    さすが函館。

    人気店は朝から並ぶのね。

    その一方で、すぐ近くにはガラガラのお店もある。

    この差はいったい。

    もしやみんな母むぎと同じように、チャッピーにすすめられるがままここへ来ているのだろうか。

    朝から贅沢海鮮丼

    しばらく並んで、ようやく朝ごはん。

    こむぎはいくら丼。

    母むぎは本日のおすすめ、大間のまぐろにウニといくらがのった贅沢丼。

    そして、

    ビール。

    朝からビールは旅の醍醐味である。

    味はもう、言うまでもなくおいしい。

    まぐろもウニもいくらもおいしいし、お米までちゃんとおいしい。

    そういえば以前、札幌の朝市へ行ったとき。

    当時はまだ「チャッピーにお店を聞く」という技を知らず、ふらっと入ったお店が思いっきりインバウンド向け。

    なかなか残念な思いをした記憶も新しい。

    今回はばっちり。

    朝から大満足である。

    食べたら一度ホテルへ

    朝食をたらふく食べたところで、

    さて今日はどうする?

    特にきっちり予定を立てているわけでもない。

    ということで一度ホテルへ戻り、ゴロゴロタイム。

    「どこ行く?」

    「何する?」

    ベッドでゴロゴロしながら、こむぎと相談する。

    相談しているのか、

    ゴロゴロしているのか。

    まあ、どっちでもいい。

    そんなことをしていたら、あっという間にランチタイムになった。

    胃袋が足りない

    函館といえば塩ラーメン。

    せっかくだから食べに行こう。

    透き通ったスープの塩ラーメン。

    うん。

    おいしい。

    とってもおいしい。

    ただね。

    朝、海鮮丼をたらふく食べて。

    ホテルに戻ってゴロゴロして。

    そしてもうラーメン。

    くー。

    胃袋が足りない。

    こむぎと一杯を分けることにした。

    とはいえ、一杯だけ頼んでふたりで食べるのもなんだか申し訳ない。

    なので母むぎ、

    ビールを追加。

    結局飲むんかい。

    無事、ふたりで完食。

    なぜか函館でSDカードを探す

    お腹いっぱいの母娘が次に向かったのは観光地……

    ではなく。

    家電量販店。

    Osmo Pocket 4の容量がパンパンになってしまい、急きょSDカードが必要になったのである。

    旅先でSDカード探し。

    予定をきっちり組んだ旅行だったら、こういう寄り道って地味に焦る。

    でも今回は何時にどこへ行かなきゃいけないという予定もない。

    じゃ、買いに行こ。

    これで済む。

    まずコジマへ行ってみたものの、置いてあるSDカードが高い。

    うーん。

    どうしよう。

    するとこむぎが、

    「あっちにヤマダあるから、あっちも行ってみよう」

    とナイスな提案。

    正直母むぎは、

    そんなに変わらないだろうよ。

    と思っていた。

    ところが行ってみたら。

    あるじゃない。

    しかも、さっき見たものの約5分の1の金額。

    全然違った。

    こむぎ、ナイス。

    母、疑ってすまん。

    ようやく五稜郭へ

    無事にSDカードも買えたので、Osmo Pocketを回しながら五稜郭タワーへ。

    函館といえば、やっぱり一度は見ておきたい五稜郭。

    タワーから見下ろす五稜郭は、きれいだった。

    きれいだったんだけど。

    母むぎの記憶に同じくらい強く残っているのが、

    タワーで食べたソフトクリーム。

    これが美味だった。

    そしてソフトクリームを食べたばかりなのに、下へ降りたら今度はジェラートを発見。

    ……食べる?

    食べる。

    さすがに一人ひとつは無理なので、こむぎと半分こ。

    さっきラーメンでは胃袋が足りないと言っていたのに、甘いものは入るらしい。

    「おいしいねー」

    「楽しいねー」

    ふたりで食べれば、それでよし。

    六花亭でまたテンションが上がる

    五稜郭周辺をぷらぷら散策したあとは、近くにあった六花亭のショップへ。

    六花亭のお菓子は物産展や空港、駅なんかで何度も見ているけれど、ちゃんとしたショップに入るのは初めて。

    入った瞬間。

    テンション爆上がり。

    いつものお土産売り場では見かけないお菓子が、小売りでたくさん並んでいる。

    見たことのないものもいっぱい。

    これは楽しい。

    あれも食べたい。

    これも食べたい。

    あれこれ購入。

    いいのだ。

    まだまだ函館にいるんだから。

    ホテルのお部屋で食べればいい。

    さらにショップでしか買えないアイスまで発見し、こちらもこむぎとシェア。

    美味しい~。

    今日、何回食べてるんだろ。

    母娘ふたりだと、とにかく気楽

    時間を気にする必要もない。

    行きたいところへ行って、疲れたら休む。

    「腹減ったー」

    「まだー?」

    と訴えてくる腹減ったー星人の殿もいない。

    こむぎとふたりなら、お腹が空いていなければ食べなくてもいいし、食べたければ食べればいい。

    暑くなったので、帰りは無理せずタクシー。

    ホテルへ戻ったら、

    またゴロゴロ。

    このゆるさ。

    最高。

    芸能人のサインに期待した夜

    ゴロゴロしすぎて、気づけば外は暗くなっていた。

    そろそろ夕飯行くか。

    時間も遅くなっていたので、近場にあったお店へ入ってみることにした。

    店には芸能人のサインがものすごい数貼ってある。

    しかも少し並んでいる。

    これは期待できるかも。

    しばらく待って入店し、メニューを開く。

    ……。

    たっか。

    たっかい。

    これが観光地価格というやつか。

    とりあえず2~3品頼んでみる。

    刺身はおいしい。

    おいしいんだけど、昨日のお店と比べると倍くらいのお値段。

    ほかの料理も、

    高い。

    そして、

    普通。

    え。

    芸能人って味覚ばぐってる?

    高かったらおいしいと思う人種?

    それとも。

    母むぎの味覚がばぐってる?

    どうやら芸能人のサインの数と、母むぎの満足度は比例しないらしい。

    そして今夜も二次会

    ちょっと不満の残る夕飯を終え、帰りはまたこむぎとセブンへ。

    こむぎの飲み物やら、母むぎのお酒やらを買い込んでホテルへ。

    そして今夜も、

    母娘で二次会。

    朝市へ行って。

    ゴロゴロして。

    ラーメン食べて。

    SDカードを買いに行って。

    五稜郭へ行って。

    ソフトクリームとジェラートを食べて。

    六花亭へ寄って。

    またゴロゴロして。

    思いついたまま動いた函館2日目。

    予定なんて、ほとんどない。

    でもこの、

    食べて、歩いて、疲れたら休んで。

    また食べて。

    そんな気ままな旅が、

    母むぎにはちょうどいい。

    そして今夜も、こむぎとおしゃべりしながら夜が更けていったのである。

  • 函館母娘旅② 到着早々、活イカ。そして母娘でホテル二次会

    函館母娘旅② 到着早々、活イカ。そして母娘でホテル二次会

    本当に函館まで来た

    数時間、新幹線に揺られ。

    母むぎとこむぎ、

    函館に到着。

    しかも、

    まだ明るい。

    昨日まで来る予定なんて、

    これっぽっちもなかった函館。

    今朝思いついて、

    ホテルを取って、

    新幹線を取って、

    荷物をまとめて、

    タクシーに飛び乗って。

    そして今、

    函館にいる。

    我ながら。

    なかなかの行動力である。

    やればできるじゃないか、母むぎ。

    急きょ取ったホテルにチェックイン

    今回は3泊。

    ということで、

    ここから母娘3泊の函館生活が始まる。

    ホテルは、

    急きょ取ったのでごく普通のビジネスホテル。

    豪華でもない。

    特別広くもない。

    でも、

    可もなく不可もなく。

    母子ふたりで滞在するには、

    十分である。

    荷物を置いたら。

    さて。

    夜ご飯、

    食べに行こう。

    旅先で頼りになるチャッピー

    函館の街をぷらぷら散策。

    こういうとき、

    頼りになるのがチャッピーである。

    チャッピーは、

    時々間違う。

    時々どころか、

    自信満々に間違うこともある。

    だがしかし。

    旅関連では、

    大いに頼れる相棒である。

    「これ食べたい」

    「こんなお店がいい」

    と条件を投げれば、

    候補を出してくれる。

    今回、

    こむぎから出された条件はひとつ。

    「活イカが食べたい」

    よし。

    函館だもの。

    活イカ、

    いこうじゃないか。

    イカが泳いでる

    チャッピーに教えてもらった、

    活イカが食べられるお店へ。

    店に入ると、

    目の前には生け簀。

    そして。

    イカが泳いでる。

    こむぎ、

    大喜び。

    そりゃそうだ。

    これから食べるイカが、

    今まさに目の前で泳いでいる。

    そしてついに。

    活イカが、

    テーブルにやってきた。

    動いてる。生きてる。透き通ってる。

    すご。

    動いてる。

    生きてる。

    そして、

    透き通ってる。

    これは母むぎも感動。

    食べてみる。

    ……。

    ぷりぷり?

    いや。

    ぱつぱつ?

    なんだこれ。

    今まで知っていたイカの食感と、

    まるで違う。

    うまし。

    こむぎ、イカをつんつんする

    そして、

    こむぎ。

    動いているイカを、

    つんつん。

    つんつん。

    ……こら。

    食べ物で遊んではいけません。

    とは教えつつも。

    まあ、

    そりゃ触りたくなるよね。

    初めて目の前で、

    動いている活イカを見たんだもの。

    ということで、

    そこは多少大目に見る母むぎ。

    つんつんするこむぎを眺めながら、

    母むぎは地酒をいただく。

    イカ刺し。

    イカのゴロ焼き。

    イカの唐揚げ。

    イカ。

    イカ。

    イカ。

    函館初日の夜から、

    見事なイカ三昧である。

    帰り道まで楽しい

    お腹いっぱい。

    店を出て、

    こむぎとホテルへ戻る。

    普段なら、

    お酒を飲んだら代行を呼んで、

    そのまままっすぐ帰宅。

    でも今日は違う。

    ここは函館。

    帰り道、

    ふたりでコンビニへ寄る。

    こむぎはスムージー。

    母むぎは、

    追加の日本酒。

    そしてホテルへ戻って、

    母娘で二次会。

    こむぎとおしゃべりしながら、

    母むぎは日本酒。

    なんでもない時間なのに、

    なんだかすごく楽しい。

    昨日、

    あんなことがあって。

    今朝、

    勢いで家を出て。

    数時間後には、

    函館で活イカを食べて。

    夜は娘と、

    ホテルで二次会をしている。

    人生、

    わからないものである。

    でも。

    実に楽しい。

    気楽で、

    楽しい。

    函館に来て、

    よかった。

  • 函館母娘旅①「出てけ」と言われたので、素直に函館まで家出した

    函館母娘旅①「出てけ」と言われたので、素直に函館まで家出した

    前日のこと。

    殿から、

    「出てけー!」

    「実家に帰れ!」

    と言われた。

    そうですか。

    ということで翌日。

    素直な母むぎは、

    こむぎを連れて家出をすることにした。

    ただし。

    実家はなんとなく気が乗らない。

    出てけっていうなら、

    いっそ遠くへ行ったろ。

    幸い、こむぎは夏休み中。

    よし。

    どっか行こう。

    マイルでどこかに飛んでみよう

    まず思いついたのが飛行機。

    マイルもあるし、

    今日このままどこかに飛んじゃう?

    行き先も決めず、

    マイルで行けるところを検索する母むぎ。

    そしてここで初めて知った。

    マイルって、

    当日使えないのね。

    知らなかった。

    まあ、

    当日に飛行機を取ってどこかへ行こうと思ったこと自体、

    人生で初めてなんだけど。

    マイルがダメなら新幹線だ

    飛行機がダメなら、

    新幹線がある。

    飛行機より自由度がきくし、

    本数もそれなりに走っている。

    今からでも間に合う。

    そこで決めた。

    函館へ行こう。

    ホテルを取って、

    新幹線のチケットを取る。

    どちらも、

    ついさっき取ったばかり。

    それでも出発できる。

    旅の準備は手早いのだ。

    バスなんて待っていられない

    とはいえ、

    函館はそこそこ遠い。

    ここで新幹線を一本逃したら、

    ホテルのチェックインがかなり遅くなりそう。

    ということで、

    駅まではバスを待たずにタクシー。

    無事、

    予定していた新幹線に間に合った。

    よし。

    行くぞ、函館。

    ちなみにこのとき、

    殿は普通に仕事中である。

    一応、家を空けることだけは伝えておく

    別に何も言わなくてもいいか、

    とも思った。

    でも一応、

    一緒に暮らしている身として。

    しばらく家を空けることだけは、

    マナーとして伝えておこう。

    あと、

    捜索願とか出されたら面倒だし。

    なので殿にLINE。

    ただそれだけ。

    どこへ行くとも、

    いつ帰るとも言っていない。

    「しばらく家を空けます」

    すると。

    始まった。

    鬼電

    すんごい鬼電。

    電話。

    電話。

    また電話。

    しつこさが、

    よく表れております。

    もちろん、

    全部無視。

    すると今度は。

    鬼LINE

    「どこ行ったんだ」

    「いつ帰るんだ」

    「無視するな」

    まあ、

    しつこい。

    うるさい。

    あのー。

    出てけって言ったの、

    だーれだっ。

    一応、

    大丈夫だから安心してくれと伝えた。

    こむぎも無事。

    それもちゃんとLINEした。

    なのに今度は、

    友人や親にまで連絡し始める殿。

    友人からも連絡がきたけれど、

    こちらにはあらかじめ事情を伝えていたので問題なし。

    そして実母。

    これは後から知ったことだけど、

    殿から連絡がいっていたらしい。

    ちなみにこの時点で、

    母むぎは実母に何も話していない。

    それなのに。

    実母から母むぎへの連絡は、

    一切なし。

    さすがは実母である。

    では、函館へ行ってきます

    鬼電。

    鬼LINE。

    あまりにうるさいので、

    もう一度だけ伝えた。

    大丈夫だから安心しろ。

    そして、

    これ以上連絡してくるな。

    しばらくは、

    連絡すら取りたくない。

    以上。

    スマホを置いて、

    こむぎと新幹線へ。

    こうして母娘ふたり。

    ほぼ思いつきで決めた函館への旅が、

    始まったのである。

  • 朝8時すぎ、殿から届いたLINE

    朝8時すぎ、殿から届いたLINE

    出勤したはずの殿からLINE

    今朝。

    出勤したはずの殿からLINEがきた。

    時間は、まだ朝の8時すぎ。

    内容はというと、

    「母むぎの給料を上げられるのは来月から」

    という話だった。

    ……。

    なぜに今?

    そして、

    なぜにLINE?

    その話、昨日聞いてたよね?

    思うに、おそらく。

    昨日、事務所に会計士の先生が来ていたので、

    そのときに言われたのであろう。

    それはいい。

    別にいい。

    だがしかし。

    なぜ、

    それを今朝、

    出勤してからLINEで伝えてくるのだ。

    今朝、

    話す時間、

    充分にあったよなー。

    朝食くってたよなー。

    ソファーで朝からくつろいでたよなー。

    母むぎ、

    そこにいたよなー。

    最大の嫌味を込めて聞いてみた

    ということで、

    最大の嫌味を込めて返信。

    「え? 今、会計士の先生から電話きたの?

    こんなに朝早くに?

    私の給料の話を?」

    もちろん母むぎとしては、

    「そんなわけないだろ」

    の意味を存分に込めている。

    すると殿。

    「そうだよ。

    早いって8時過ぎてるよ」

    ……。

    え。

    そこ?

    疑問に思うでもなく、

    なんなら

    「8時過ぎを早いと思ってる母むぎの感覚がおかしい」

    くらいの勢い。

    いやいやいやいや。

    会計士の先生が、

    朝8時すぎにわざわざ、

    母むぎの給料について電話してくる。

    そんなことある?

    そしてそれを、

    一切疑問に思わない殿。

    もう疲れた。

    母むぎ、

    返信するのをやめました。

    今日も殿は、

    通常運転。

  • 今年2回目のなにわ男子。スタトロ最前で学んだこと

    今年2回目のなにわ男子。スタトロ最前で学んだこと

    今年は年明けのドームで会えた、

    なにわちゃん。

    それがなんと、

    夏ツアーでもまた会えることに。

    今回も、

    こむぎが引き当ててくれました。

    1年に2回も会えるだなんて。

    天才。

    最高。

    天最高。

    場所は仙台。

    お盆真っただ中、

    しかも夏休み中ということで、

    今回は一泊で参戦することに。

    仙台駅はすでになにわだらけ

    新幹線で仙台へ。

    早めに着いたので、

    まずはこむぎと腹ごしらえ。

    こむぎのリクエストで、

    仙台駅のすし通りにあるお寿司屋さんへ向かう。

    しかし、

    仙台駅に降りた途端。

    いる。

    いる。

    いる。

    そこら中に、

    なにわ男子ファンと思われる若い女の子たち。

    そしてみんな、

    ふりっふりのワンピース。

    わんさか。

    もう、

    「わんさか」という言葉がぴったりなくらい、

    わんさか。

    若い子には牛タンが人気のようで、

    牛タン屋さんはどこも長蛇の列。

    こむぎと私はお寿司にしたので、

    そこまで並ばず入店できた。

    ここは、はま寿司ちゃう

    少し前に、

    はま寿司で中トロにハマったこむぎ。

    当然のように、

    中トロを要望。

    しかも。

    中トロ一貫とかじゃない。

    中トロ三昧みたいな、

    中トロだらけの皿。

    ……。

    おい、こむぎ。

    ここは、

    はま寿司ちゃう。

    回らないお寿司屋さんなんだ。

    一貫のお値段だって、

    はま寿司とは違うんだ……。

    という思いが、

    母の頭を一瞬よぎった。

    が。

    そこはライブ前。

    母むぎも高揚している。

    「いいよ、いいよ」

    了解してしまった。

    私は軽めに、

    ビールとほや。

    その横で、

    「おいしい」

    と喜んで食べているこむぎにほっこり。

    お会計は、

    しっかり高かったけれど。

    まあいっか。

    恒例、発券の儀

    お腹も満たされたところで、

    ホテルに荷物を預け、

    いざライブ会場へ。

    駅から出ているシャトルバスに揺られて、

    ドナドナドナドナ。

    今回は余裕をもって会場に到着。

    ツアートラックを撮影したり、

    フラッグの前で写真を撮ったり。

    そしてやってきました。

    恒例の、

    発券の儀。

    ぴっ。

    こむぎと一緒に、

    「せーーーーーのっ!」

    で、見る。

    スタンド。

    スタンドか……。

    まあ、

    どの席でも楽しむ。

    それが私たちのモットー。

    とりあえず席へ向かう。

    すると。

    ん?

    目の前に通路があるじゃないか。

    ということは、だ。

    ここ。

    スタンドトロッコが通る!

    しかも目の前。

    本当に目の前。

    30センチある?

    っていうくらい、

    超目の前をトロッコが通るじゃん!

    スタトロ最前。

    そしてステージからも、

    そんなに遠くない。

    仙台は箱が小さいので、

    スタンドでもそこまで遠く感じない。

    これは。

    いい席なのでは。

    キラキラを浴びまくる

    そして始まったライブ。

    もう、

    キラキラ。

    なにわ男子のあのキラキラは、

    他の誰にも真似できないステージだと思う。

    というか、

    他のグループのライブを見ると、

    なんだか物足りなさを感じるくらい。

    キラキラのセット。

    キラキラの衣装。

    キラキラの演出。

    そして本人たちは、

    言わずもがな。

    キラキラ発光している。

    とにもかくにも、

    キラキラ。

    キラキラ。

    キラキラ。

    ひたすら、

    キラキラを浴びまくる。

    待ってました、トロッコタイム

    そしてついに。

    トロッコたーーーーーいむ!

    わくわくわく。

    どきどきどき。

    やっぱり、

    目の前をトロッコが通る!

    普通に立って待っていたら、

    スタッフさんから、

    「下がってください」

    と言われる。

    いや。

    別に前に出てませんよ。

    ……。

    私がデブってこと????

    と一瞬思ったけれど、

    そんなことは、

    どうでもいい。

    なにわちゃんたちが、

    トロッコで来るーーーーーー!

    どきどきーーーーーー!

    きた。

    きたきたきた。

    きたーーーーーー!

    え。

    あれ?

    あれれれれ?

    近すぎる。

    近すぎるよ。

    というか、

    真上じゃん。

    トロッコが高い。

    なにわちゃんたちが、

    完全に真上。

    見える。

    確かに、

    すっごく近くで見える。

    でも、

    真上。

    顎から見上げる感じ。

    それは誤算だったーーーーーー。

    スタトロは近ければいいわけではない

    でも、

    見上げたよ。

    全員、

    しっかり見上げたよ。

    そして思った。

    顔小さすぎるじゃない。

    真下から見ても、

    イケ散らかしてるじゃない。

    普通、

    真下から見られるって、

    なかなか厳しい角度よ。

    それなのに、

    かっこいいってなに?

    同じ人間?

    お顔、

    小さすぎる。

    かっこよ。

    そして母むぎ、

    ひとつ学んだ。

    トロッコは目の前すぎてもダメ。

    ちょっと離れて、

    トロッコと目線の高さが合うくらいの位置。

    あそこが一番いいんだね。

    学んだよ。

    スタトロ最前だから最高!

    と思っていたけれど、

    近すぎるがゆえに、

    ほぼ顎。

    これもまた、

    ライブに行かなければ知ることのなかった学びである。

    最後までキラキラ

    それでも、

    ずっとずっと楽しいライブだった。

    最後まで、

    たっぷりキラキラを浴びて。

    最高だった。

    ライブが終わったら、

    再びシャトルバスに乗って、

    駅までドナドナ。

    そしてやってきた。

    夜公演後のご飯問題。

    これは仙台だから、

    というわけでもない。

    都内でも起こる。

    ライブが終わるころには時間が遅くなっていて、

    選べるお店が一気に少なくなる問題。

    本当なら、

    仙台のおいしいものが食べられる居酒屋で、

    乾杯したかった。

    しかし、

    開いているのはチェーン店ばかり。

    断念。

    「コンビニは嫌だ」

    というこむぎの要望で、

    仕方なくラーメン屋さんへ。

    ライブのあとに、

    ラーメン。

    おかげでホテルに戻ってから、

    ビールを飲む余力もなく。

    その日は、

    終了。

    翌日も、まさかの中トロ

    翌日。

    帰路につく前に、

    こむぎからのリクエスト。

    お寿司。

    また?

    しかも、

    また回らないやつ。

    昨日とは別のお店に入ったけれど、

    こちらもおいしかった。

    そしてこむぎは、

    また中トロばっかり食べている。

    ……。

    まあ、

    いっか。

    ライブで大満足したし。

    昨日の夜、

    ラーメンだったし。

    まあいっか。

    二人でライブの話をしながら、

    お寿司を堪能。

    お会計は、

    またもやかわいくなかった。

    でも。

    飛行機で遠征することを考えたら、

    まあいっか。

    こむぎとの思い出だもんね。

    おいしいものを食べて、

    二人でライブに行って、

    キラキラをたっぷり浴びて。

    今年も、

    楽しかった。

    また来年も、

    なにわちゃんに会えますように。

  • 天井席で2時間半、寺西拓人だけを見続けた

    天井席で2時間半、寺西拓人だけを見続けた

    前回の続き。

    ほぼ天井。

    後ろから4列目。

    しかも隣は機材席。

    そんな席に座った母むぎは、

    あることを決めた。

    きーーーめた。

    天井席だからこそ、できること

    天井すぎて、

    推しからこちらは見えない。

    ということは、だ。

    私は、

    遠慮なく野鳥の会ができる。

    怪しいとも思われず、

    ひたすら推しだけを

    野鳥の会できるんだ。

    というわけで。

    こむぎは肉眼で、

    メンバーみんなを満遍なく楽しんでいたようだが、

    母むぎは違う。

    ほかに目もくれず。

    とは、

    まさにこのこと。

    双眼鏡を構え、

    ひたすら、

    ただひたすら、

    寺西拓人だけを追う。

    今日はもう、

    そういう日にすることにしたのである。

    席はメインステージ寄りの天井。

    なので、

    メインステージにいるときは

    双眼鏡の効力がさらに倍。

    見える。

    めちゃくちゃ見える。

    そして改めて思う。

    推しのかっこよさの破壊力よ。

    エロかっこいいとは、

    まさにこのこと。

    さすが、

    歩く18禁。

    2時間半、寺西拓人だけを見る

    存在そのものがかっこいいのに、

    踊ったらバッキバキ。

    ただ歩いているだけなのに、

    リズムを取りながら歩いていて、

    それすらかっこいい。

    そしてお歌。

    アイドルとは思えないほど、

    うまい。

    もう、

    つま先から頭の先まで。

    2時間半。

    ずーーーーーっと、

    寺西拓人だけを野鳥の会していた。

    我ながら、

    よく追ったと思う。

    天井席にも人権はあった

    そして驚いたのが、

    リフターの演出。

    リフターが上がっていくのを見ていたら、

    え。

    えええ。

    目の前のリフターに推しが乗ってるじゃないの。

    そのまま、

    ぐんぐん上がってくる寺西拓人。

    もぉーーーー。

    たまらん。

    好き。

    さすがに、

    リフターで上がってきた推しを見る人権は、

    天井席にもあった。

    ありがたい。

    それなりに近くで見れたーーー。

    もちろん、

    近めのリフターにいるときだって、

    私はずっと野鳥の会。

    そのおかげで、

    汗まで見えた。

    いやーーー。

    かっこよかった。

    語彙力、崩壊。

    「かっこいい」

    「好き」

    もはや、

    それしか出てこない。

    いい年してなんだが、

    若くて男前を見たら、

    そりゃ誰しもきゅんきゅんするって。

    仕方ない。

    あっという間の2時間半

    そんなこんなで、

    あっという間の2時間半。

    いやーーー、

    実によかった。

    天井席を見た瞬間は、

    「詰んだ」

    と思ったけれど。

    終わってみれば、

    2時間半ずっと寺西拓人だけを追い続けるという、

    これはこれで贅沢な時間だった。

    次に会えるのは、

    いつになるのだろう。

    この人気っぷりでは、

    次のチケットだって当たるかわからない。

    去年みたいに、

    舞台にライブに何度も会いに行けるなんて、

    もうなかなかないのかもしれない。

    来年まで、

    お目にかかれないのね。

    寂しい限り。

    でもまた会える日まで。

    母むぎ、

    野鳥の会の腕を磨いておきます。