最近ふと思うことがある。
私も仕事をしている。
もちろん殿ほどではない。
会社の代表と役員では責任も違うし、働く時間も違う。
それはわかっている。
わかっているのだが。
なぜ家庭のことは私の担当が前提なのだろう。
家庭は勝手に回らない
朝起きる。
弁当を作る。
こむぎを送り出す。
学校からのお知らせを確認する。
塾の予定を把握する。
歯医者の予約をする。
マウスピースの行方を追う。
献立を考える。
買い物をする。
旅行の手配をする。
回覧板を回す。
そして仕事をする。
家庭というものは不思議である。
誰かがやらないと回らないのに、ちゃんと回っていると存在しないものとして扱われる。
見える仕事と見えない仕事
殿の仕事はわかりやすい。
現場へ行く。
お客様とやり取りする。
売上になる。
成果が見える。
一方、私の仕事は見えにくい。
塾を探す。
説明会を予約する。
こむぎの様子を見る。
学校とのやり取りをする。
家族全員の予定を把握する。
これらは何かを生み出しているようでいて、数字にならない。
だから存在しないことになりがちである。
いや。
存在しないどころか、最初から私がやるものとして扱われている気がする。
送迎の話になった時
以前、塾の送迎の話になったことがある。
私が送迎しているのだが、その流れで殿が言った。
「俺やるから、お前その代わり俺の仕事しろよな」
一瞬、言葉を失った。
いや。
待て。
送迎だけが仕事ではない。
その塾を探したのは誰だ。
説明会を予約したのは誰だ。
体験授業を申し込んだのは誰だ。
日程を管理しているのは誰だ。
私は送迎係ではない。
送迎係兼総務部兼人事部兼秘書課である。
家庭運営部長
考えてみれば、私は毎日いろいろな部署を兼任している。
総務。
経理。
人事。
送迎課。
旅行代理店。
弁当工場。
そして苦情受付窓口。
しかも24時間営業。
休業日はない。
ブラック企業もびっくりである。
たぶん悪気はない
殿に悪気はない。
本当にないと思う。
ただ家庭が普通に回っているので、
「勝手に回っている」
ように見えるのだろう。
しかし違う。
勝手には回っていない。
誰かが回している。
その誰かが私なのである。
本日の結論
私も仕事をしている。
そして家庭も運営している。
だからたまには言わせてほしい。
家庭が回っているのは奇跡ではない。
母むぎという名の家庭運営部長が、今日もフル稼働している結果なのである。🤣



