寝室が別になった日〜夫婦円満のために距離を取った話〜

結婚してからずっと寝室は同じだった。

なんなら同棲時代から妊娠後期までベッドまで同じ。

セミダブルである。

今思うと正気ではない。

妊娠後期の私。

万年ダイエッターの殿。

狭い。

非常に狭い。

お腹の子が苦しいからという建前で、寝る場所を別にしたいと申請した。

今思えば本当の理由はホルモンバランスだった気がする。

たぶん。

娘が生まれてからは川の字生活

こむぎが生まれてからはベッドをやめた。

布団を並べて川の字で寝る生活。

それがつい最近までずっと続いていた。

でも私はずっと思っていた。

できれば別に寝たい。

産後のホルモン。

更年期のホルモン。

いろいろ重なって、とにかく眠りが浅い。

そして殿は生活音が爆音である。

爆音で生きる男

何十回言っても変わらない。

娘が小さい頃。

ようやく寝かしつけた。

やっと寝た。

その瞬間。

ドスドスドス。

バタン!!

ドアが閉まる。

起きる娘。

絶望する私。

何度あったかわからない。

しかも今でも変わらない。

歩く音が大きい。

ドアを閉める音が大きい。

なぜそんなに全力なのか。

寝室別制度は過去に却下されていた

実は過去にも二度ほど提案している。

寝室別制度である。

しかし見事に却下。

理由はこうだった。

「別にしたらそのまま離婚しそうだから」

意味がわからない。

寝室と離婚の距離が近すぎる。

思考回路が謎である。

結局そのまま我慢してきた。

更年期と睡眠不足のコンボ

更年期になってから眠りはさらに浅くなった。

ようやくウトウトしてきた頃。

ドスドス。

バタン。

ビクッ。

目が覚める。

そしてもう眠れない。

朝になる。

寝不足である。

更年期である。

イライラしている。

そこで殿が言う。

「なんでそんなに機嫌悪いの?」

「俺なんかした?」

した。

めちゃくちゃした。

でも本人は気づいていない。

そのことにさらにイライラする。

完全なる悪循環である。

きっかけは大きめの喧嘩

ある日、結構大きな喧嘩をした。

実家に帰ろうかなと思うレベル。

というか、ほぼ一方的な言いがかりだった。

だったらもういい。

その日はこむぎと別の部屋で寝た。

するとどうだろう。

快適だった。

実に快適だった。

静か。

平和。

最高。

殿は覚えていないらしい

翌日。

殿は普通だった。

そして後日判明した。

本人は寝室が別になった原因をよくわかっていなかった。

喧嘩は覚えている。

でも寝室が別になる決定打になった発言は覚えていないらしい。

そんな都合のいい話があるか。

その部分だけ綺麗に記憶が抜けるものなのか。

私は疑っている。

かなり疑っている。

三日後に来たLINE

三日ほど経った頃。

夜にLINEが来た。

「まだ寝室別なのか?」

である。

そこで説明した。

喧嘩とは別。

好き嫌いとも別。

生活音の問題。

睡眠の問題。

お互い快適に寝るための問題。

だから寝室は別にしよう。

そう伝えた。

すると意外にもすんなり受け入れた。

たぶん。

自分にも非があることはわかっていたのだと思う。

しょんぼりしていたけれど。

今は実に快適である

それからずっと。

こむぎと二人で寝ている。

実に快適である。

朝のイライラもかなり減った。

睡眠って大事だったのだ。

ちなみに。

生活音爆音の殿の隣でも。

こむぎはずっとスヤスヤ寝ていた。

いびきも平気。

子どもは強い。

私は無理だった。

今は静かな夜である。

そして私は今日も平和に眠る。

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