本当に函館まで来た
数時間、新幹線に揺られ。
母むぎとこむぎ、
函館に到着。
しかも、
まだ明るい。
昨日まで来る予定なんて、
これっぽっちもなかった函館。
今朝思いついて、
ホテルを取って、
新幹線を取って、
荷物をまとめて、
タクシーに飛び乗って。
そして今、
函館にいる。
我ながら。
なかなかの行動力である。
やればできるじゃないか、母むぎ。
急きょ取ったホテルにチェックイン
今回は3泊。
ということで、
ここから母娘3泊の函館生活が始まる。
ホテルは、
急きょ取ったのでごく普通のビジネスホテル。
豪華でもない。
特別広くもない。
でも、
可もなく不可もなく。
母子ふたりで滞在するには、
十分である。
荷物を置いたら。
さて。
夜ご飯、
食べに行こう。
旅先で頼りになるチャッピー
函館の街をぷらぷら散策。
こういうとき、
頼りになるのがチャッピーである。
チャッピーは、
時々間違う。
時々どころか、
自信満々に間違うこともある。
だがしかし。
旅関連では、
大いに頼れる相棒である。
「これ食べたい」
「こんなお店がいい」
と条件を投げれば、
候補を出してくれる。
今回、
こむぎから出された条件はひとつ。
「活イカが食べたい」
よし。
函館だもの。
活イカ、
いこうじゃないか。
イカが泳いでる
チャッピーに教えてもらった、
活イカが食べられるお店へ。
店に入ると、
目の前には生け簀。
そして。
イカが泳いでる。
こむぎ、
大喜び。
そりゃそうだ。
これから食べるイカが、
今まさに目の前で泳いでいる。
そしてついに。
活イカが、
テーブルにやってきた。
動いてる。生きてる。透き通ってる。
すご。
動いてる。
生きてる。
そして、
透き通ってる。
これは母むぎも感動。
食べてみる。
……。
ぷりぷり?
いや。
ぱつぱつ?
なんだこれ。
今まで知っていたイカの食感と、
まるで違う。
うまし。
こむぎ、イカをつんつんする
そして、
こむぎ。
動いているイカを、
つんつん。
つんつん。
……こら。
食べ物で遊んではいけません。
とは教えつつも。
まあ、
そりゃ触りたくなるよね。
初めて目の前で、
動いている活イカを見たんだもの。
ということで、
そこは多少大目に見る母むぎ。
つんつんするこむぎを眺めながら、
母むぎは地酒をいただく。
イカ刺し。
イカのゴロ焼き。
イカの唐揚げ。
イカ。
イカ。
イカ。
函館初日の夜から、
見事なイカ三昧である。
帰り道まで楽しい
お腹いっぱい。
店を出て、
こむぎとホテルへ戻る。
普段なら、
お酒を飲んだら代行を呼んで、
そのまままっすぐ帰宅。
でも今日は違う。
ここは函館。
帰り道、
ふたりでコンビニへ寄る。
こむぎはスムージー。
母むぎは、
追加の日本酒。
そしてホテルへ戻って、
母娘で二次会。
こむぎとおしゃべりしながら、
母むぎは日本酒。
なんでもない時間なのに、
なんだかすごく楽しい。
昨日、
あんなことがあって。
今朝、
勢いで家を出て。
数時間後には、
函館で活イカを食べて。
夜は娘と、
ホテルで二次会をしている。
人生、
わからないものである。
でも。
実に楽しい。
気楽で、
楽しい。
函館に来て、
よかった。

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