任務は完了したはずだった
先日、
こむぎがマウスピースを紛失した件で殿と話した後、
私は
「下校後にこむぎに話す」
と提案した。
殿も特に反対せず、
その場は終わった。
私はこむぎが帰宅した後、
その話を伝えた。
これで任務完了である。
そう思っていた。
翌朝、監査が入る
しかし翌朝。
殿から突然監査が入った。
「で、なんて言ったの?」
私はこむぎとのやり取りを説明した。
すると返ってきた言葉は、
「は?それだけ???」
だった。
いや待ってほしい。
私はきちんと、
約束を守ることの大切さ。
片づけることの大切さ。
そういったことを、
こむぎにも分かるように伝えたつもりである。
こむぎも
「わかった」
と言っていた。
それなら自分で言えばいい
しかも内容が不満なら、
殿がこむぎに言えばいい。
だが殿は言わない。
そのくせ、
娘には普通に話しかける。
学校のことを聞いたり。
当たり障りのない会話をしたり。
ご機嫌を取ったり。
話す機会がないわけではない。
むしろ普通に話している。
それなのに、
本当に聞きたいことは、
こむぎ本人ではなく私に確認する。
そして報告内容にはダメ出しが入る。
なぜ私は監査対象なのだろう
なぜ私は監査対象なのだろう。
そう思った。
回覧板を回す前には写真提出。
伝言を伝えれば内容確認。
最近気づいた。
我が家には監査制度が存在する。
そして監査を受けるのは、
だいたいいつも私である。
今日もだいたい想定外
娘への伝言係を任されたと思ったら、
翌日には報告義務まで発生していた。
しかも監査付きである。
私はいつの間に、
社内稟議と報告書提出が必要な部署に配属されたのだろう。
今日も我が家は、
だいたい想定外である。








